兄貴の生き方が・・・

結界師 (1) (少年サンデーコミックス)

いま13巻まで読んでいるんだが・・・・微妙な印象を受けるんだよなー。面白いのか?面白くないのか?ってのが凄く微妙。いや20巻級まで話が続くだけに、面白いことは面白いのだが・・・すげぇ!と太鼓判を押すには、抑制され過ぎていて、イマイチ乗れないし・・・・かといって、逆に、長く続くのが分かるような仕掛けが随所にあって、単純な物語が陥るわなをかなりうまく回避するクレバーさと豊饒さを感じもする・・・。うーんまだ何が?ってのはよく分からないが。


個人的には、主人公の家族が印象的。特に、それがどう物語に関わるか?という中心のダイナミズムの説明が不足気味で、イマイチダイナミックに乗れないのですが、、、、、たとえば、兄貴が凄く印象的。というのは、結界師という正統後継者になれなかった彼は、裏会という組織の棟梁の一人になって、一歩一歩、この裏の世界での組織で上り詰めていきます・・・そして、組織を登るために、彼の仲間をまとめあげていくのですが・・・・このへんの設定は、脇役ながらに、凄い僕の好み。能力だけで主人公として生きているのにくらべると、凄く秀逸なキャラクター。彼の母親とかも、、、いろいろ仕掛けがあって、通常の物語が連載において陥りがちな罠を抜ける仕掛けがあって、、、おう!と思うのだが・・・・でも、なんか、のめり込むほど・・・ではないんだよな・・・何が足りないんだろう。そして、ないが、おっ?と思わせるんだろう。考える・・・。