底の抜けた悪意に対して人は?

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)


「人を殺してなんで悪いんですか?」


こういう質問が出ること自体が、大人の、教育制度の、社会の敗北だ、という意見を聞いたことがある。そして、丁度サカキバラ事件のころだよな、こういう質問が世に流布した感性って。ああ・・・その世代の、この系統の問いが根付いてからの物語だなーと思ったのが最初の印象。社会学宮台真司さんの下記の本を同時に読むと、なかなか思うところあるかも。映画監督の黒沢清さんの作品群とかも同時に見ると面白いかも。

透明な存在の不透明な悪意

CURE キュア [DVD]