ネオリベラリズムは本当に悪か?

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』(2012年 - 2018年)2000年代の問題意識のほぼすべてのテーマを包含して解決まで到達した戦記ものの傑作

2024年2月3日に『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』を再読了。漫画全巻読み直して、いてもたってもいられなくなって、小説全巻14巻を読了。僕はペトロニウスの名にかけて、星5つの大傑作だと思っている。 「何度も読み直したくなる」キャラクターの魅…

保守ではなく反左翼というカテゴリーで

David Brooks:People like Biden. I think (AUDIO GAP) his agenda. But, right now, that seems to enough.I had a lunch with a Republican senator a couple years ago now. And he ran. He was up in 2016. And he said, what was interesting about my …

『13th 憲法修正第13条』 (2016) Ava DuVernay監督 systematic racismとは?

2020-0605【物語三昧 :Vol.54】Ava DuVernay監督『13th 憲法修正第13条』システマチックな差別とは?-59評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) Twitterですすめられてみたネットフリックスのドキュメンタリー『13th 憲法修正第13条』。いま無料でYou…

『家康、江戸を建てる』 門井 慶喜著 武官ではなく文官、テクノクラートの目的意識は、生涯は、個人を超えるスケールで

客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★★5つ) 華々しい武官に歴史は焦点が当てられがちだが、江戸という大都市を作り上げた文化、テクノクラートたちを描く小説。豊臣秀吉のにより関東へ国替された徳川家康が広大なフロンティアである低湿地を開拓し徳川260…

『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』 デービッド アトキンソン (著) 自分のビジネス経験の実感とめちゃくちゃ一致している

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか (講談社+α新書)作者: デービッドアトキンソン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/09/21メディア: 新書この商品を含むブログを見る 評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ)非常に明快で、且つ…

『<平成>の正体 なぜこの社会は機能不全に陥ったのか』 藤井達夫著 新自由主義、ネオリベラリズムをどう評価するか?

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半)非常におもしろくて夢中で読ませてもらいました。老齢になられた今上陛下が譲位するだけ(この記事書いたの3月だ。。。)であり、特に意味があるわけではないが、平成の30年をひと固まりとして、とらえたときに…

万人の万人に対する闘争(such a war as is of every man against every man.)の状況ってのがどういうものなんだろう?

相変わらず面白い対談。内乱時代にイスラム過激派が台頭してくるのと信長が登場してくるのは同じと。/『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第3回:信長とイスラム主義 - HONZ http://t.co/0ruQ6jKweN— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2015, 8月 19 これめ…

もう一つの正義の話

タリバーン幹部からマララへの手紙、全訳http://tyoscenery.exblog.jp/20345239/?utm_content=buffer24dd2&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=bufferhttp://earclean.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-bf6a.htmlあなたはマララデー…

コードギアス反逆のルルーシュを見直しました!

最近忙しすぎて、記事が全く書けません。とはいえ、アメリカは今3連休なので、9/1はlabor dayですので、さすがに少し余裕がある。昨日、こつこつ毎日1-2話ぐらいで、ストレスの緩和のために見続けた『Code Geass: Lelouch of the Rebellion』のR2を見終わ…

『セディツク・バレ』(原題:賽紱克·巴萊 /Seediq Bale) 2011年 台湾 ウェイ・ダーション監督 見たいっ! 見たいっ! 見たいっ!

これは、見なければなるまい。単純に面白そうというのもある。やはり、社会が成熟してくると、いろいろなものが出てくる。もう絶対大傑作だと思うよ、これ。どう考えても。だって、日本の軍人のかっこよさとセディツク族のかっこよさが、二人が相対する場面…

この悲しい世界で家族を求めてさまよう物語類型〜スメラギ・李・ノリエガとソーマ・ピーリスちゃんの遍歴

■少数が反抗することの正統性〜テロリズムを肯定できるのか? ルイ >> どうでしょうね。宇宙進出の段階に至っても、軌道エレベーターは三本生まれてしまった。そして国家的に宇宙産業に貢献できないなら、そこは切り捨てられていく・・そういう世界ではあり…

メッテルニヒ的なリアリストからウィルソン的な理想主義者に

ライス国務長官の過去と現在アメリカの次期政権の外交政策は好むと好まざるとにかかわらずブッシュ政権が残したものに基づくことになる。初期のブッシュ外交がどのように変化してきたかを理解することは重要である。イラク戦争への世界的な批判とロシア、中…

『HERO』チャンイーモウ監督 世界のすべてを統一し永遠の平和を構築しようとして大殺戮を繰り返した始皇帝と暗殺者の会話

英雄 ~HERO~ 通常版ジェット・リーレントラックジャパン 2005-01-28売り上げランキング : 20800Amazonで詳しく見る by G-Tools 評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★★4つ) 黒、赤、黄、青、白、緑の色彩が見事だった。 ハリウッドの大作ような扱いで、大々的…

『新暗行御史』/Classic.16 洪吉童伝(ホンギルドン伝説)私有財産VSコミュニズム

新暗行御史 (第12巻)尹 仁完 梁 慶一 小学館 2005-11-18売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ) □すべての人が平等に暮らせるユートピア 洪吉童伝(ホンギルドン伝説)は、韓国の歴史的に有名な義賊…

ハインラインの描く「アメリカ的なるもの」〜ハインラインの本質2

□人類学・博物学的な視点さて、話は少し変わって、この『銀河市民』でハインラインの描く「アメリカ的なるもの」の2番目を話す前段階として、この作品のおもしろさに注目してみたいと思います。SFの面白さの一つに「人類学的視点」というものがあると僕は…

Dalai Lama Group Says It Got Money From C.I.A.

The Dalai Lama's administration acknowledged today that it received $1.7 million a year in the 1960's from the Central Intelligence Agency, but denied reports that the Tibetan leader benefited personally from an annual subsidy of $180,000.…

『The World without US』 なんて面白いんだ!

http://www.theworldwithoutus.com/index.htmこれ、凄いです。超面白い。