批評:ライトノベル

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 計算通り子=絡新婦・田村麻奈美という存在が指し示すもの(笑)

先日、海燕さんのニコ生ラジオ『海燕のゆるオタ残念教養講座』で、いつものごとく、LDさんと対談させていただいた。最初の30分ぐらいはあまり意味のないことをグダグダしゃべってしまったが、最後の30分ぐらいは、これは!というような面白い概念が出…

『フルメタル・パニック!』 賀東招ニ著  いま10巻まで来ました。

友人に読めと言われて読み始めて、10巻までたどり着きました。もうすぐ終わりに向かっています。 いろいろインスパイアされるものがあるのですが、最も興味深いのは、6−8巻ぐらいから急角度に話が展開していることです。展開というのは、ようは、かなめ…

学園生活へのノスタルジーを消費することって?なんだろう?

最近、大好きで、はまっています。というか、OPが、なんか脳天しびれるくらい好きなんですよ(笑)。オープニングばかり何回も見返しています。はふー。これ、女の子のかわいさをわかっているなーって、ぐっときます。 まだ小説は読んでいないんですが、読…

ココロコネクトのこの話を考えるなら、、、

友人に、ココロコネクトのああいう記事を書くなら、これを読んでいないとダメだ!と、怒られたので(実は二回目)、さっそくアマゾンでぽちっと、しました。早速読んでみようと思います。『フルメタル・パニック』は、たしかにたくさんの人にすすめられなが…

『コロコネクト ユメランダム』 庵田定夏著 あなたには思想がない〜Fate/staynightの衛宮士郎のキャラクター類型と同型

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)■ユメランダムは、傑作だと思う〜学園ものという狭いステージでこのテーマをたった1冊で語りつくしたのは見事 ■自意識の病の系列の物語の変奏曲〜八重樫太一の場合W★5つけといて、いきなり否定的ですが、基本的…

『ココロコネクト』 庵田定夏著 自意識の病の系列の物語の変奏曲〜ここからどこまで展開できるか?

ココロコネクトって、ふと思ったんだけど、西尾維新の化物語シリーズと本質が似ているなぁ、と思った。ようは、心を暴いていくところ、それを解決するところ。そのプロセスを通して、絆、関係性を構築して特別にしていくところ。この二つともに共通するのは…

ココロコネクト ヒトランダム

関係性を追うものはすべて同じに見える。距離を詰める物語。好きでコツコツ見ています。どっかで長い記事を書きたいなー。TARITARIとかと含めて。。。

わーい新刊出た。

別に、ウェブで何度も読んでいるんだが、、、それでも買ってしまう。なぜだ?と自己に問うのだが、、、←これ重要な問い。まぁほんとに面白本は、何度も読むし、読みたいときに読みたいので、電子媒体でも本でも、いろんな形で持ちたいし、パッケージが違うと…

非常に悩みますよ。

あやせか黒猫か、、、、それが、問題だ。 悩んでいますよ、おれ。。。。。ほんとうに。(←バカです) PSPのゲームで、あやせルートをしなければいけないのではないか、、、とか、なんだか、悶えています。いや、そんな時間ないんだけどさぁ。。。。でも、…

うーむ。

4章まで来たけど、、、あまり話が進まないなぁ、、、。設定は悪くないと思うんだけどなぁ、、、。1巻の印象が強まるばかり、、、。

『七姫物語』 高野和著 異世界を構築する時はマクロを徹底的に構築してレベルの高い人物像を作成するか、ライトノベル的に処理するか、、、

表紙がよくて、てれびんに貸してもらったんだけど、、、なんか、、、一言でいうと、惜しい。設定は、非常に典型的で、まぁありがちだよね、とは思うのだけれども、そのありがちさが「異世界ファンタジー」を志向するって骨太の感じで、良かったんですが・・…

3巻まで読み終わりました。

ずっと、読みたいと思っていたんだ、やっと手に入れて読了。密林の古本サンキュー!。 ・・・・しかし、これまだ続巻じゃん!!!!! 続き気になりすぎるんですが・・・・(苦笑) この作品、ゲームの世界に引き込まれるという設定の類型として読んでおきた…

『とある飛空士の夜想曲』 犬村小六著  アメリカとの戦争で、もし、日本が戦術的に奇跡があって勝つことができたら?というお話

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) 非常に面白かった。基本的にほどの理由がない限りは、その本の面白いところを肯定的に書こうというスタンスで書いているので、最近感想どまりで、単に、うん、おもしろかったです。だけしかいわないペトロニウスです…

やっぱりこれはおもしろいですよ。

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 設定が練りこまれているので、繰り返し読むに足るし、なによりも、やっぱり物語のスキームがいいんだろうなぁ。何度読んでも面白い。これはお薦めですよ!。

わーい買ってきました。

webで今すべて読みなおしているけど、やっぱおもしろいよねー。ただ、どうも入荷数量が少ない気がする。でも、下巻は上巻よりかなりましかも、、、、。ウェブで全部読めるのに、買ってしまうのはなぜだろう・・・。

見つけた。

映画『デンデラ』を見に丸の内TOEI(老人ばかりだった!)を見に行った時、有楽町の三省堂で見つけた。でも新刊なのに、下に並べてないんだよなー2冊しかなかったし。そんでもって読みなおしたんだけど、やっぱりライトノベルは絵があって、しかもハン…

ほい読了。

シャル、、やっぱかわええわー。。。

3巻読了。

金ヶ崎の撤退のストーリーはジーンときたー。うむ、やっぱり『センゴク』で、相当信長物語が頭に刷り込まれているので、脳内の情報と補完関係になって、すげぇいい感じだ。みなさん、これ同時に読みましょう!。かなり燃えます。もともとある歴史の情報を、…

『織田信奈の野望』 春日みかげ著  ポピュラーな英雄物語を、萌え処理するというわかりやすい翻訳すると、陳腐過ぎるとは思うけど、悪くはないんだよねー。

最近、織田信長について『桶狭間戦記』を読んで、今までわからなかった、織田信長の動機そして強さの根拠がすべて理屈が繋がった気がして、猛烈に、この戦国時代のことが面白くなっている。下記の本がその課題図書って感じで、猛烈に自分の中の歴史観が塗り…

そういえば映画化するんだなー。

http://www.hikuushi-tsuioku.com/そういえば、映画化するんだよなー。これは丁寧にさえ作れば映画として傑作になるのは間違いないので、見に行きたいなー。久しぶりに見る脚本として完成している物語だったもん。絶対に映画向き。

『とある飛空士への恋歌5』 犬村小六著

素晴らしい。僕大好きです。前作というかこのシリーズの1巻目の時もそうだったんだが、潔くすぱっと終わらせるところが、とてもいい。これだけのシリーズ、もっと引き伸ばしてもいいだろうに。というかこの世界の謎がまだ解けていないから、違う舞台で、違…

『さくら荘のペットな彼女』 鴨志田一著

てれびんさんが貸してくれたので、読了。。。。。。・・・・・なんという平凡な話だ・・・。別につまらないと切って捨てる気はないが、なんか読んだ時間を返してと思うくらいにあまりに平凡で凹む。これ続巻が出ているということは、、、それなりに人気があ…

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 7巻 バッファーが無さすぎる裸でむき出しの心で付き合うからこそ、世界は輝きを増す

アニメがとても良くて、一気に7巻まで見ました。残念ながら、個人的には後半の方からアニメはかなり失速して面白くなくなってしまったのですが(なぜだろう?)、とにかく最初の数話は凄く良くて、いったん読むのを止めていた小説をすべて読みとおしました…

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 伏見つかさ著 嫉妬に気づけるかどうかが、正しく相手を肯定できるかどうかの瀬戸際なのかもしれない

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) むむ、、、おっ面白かった。感動したー。。。何がって、主人公の京介が「妹を嫌いな理由」がはっきりと明示されているから。ああ、これを明確に描けるのは素晴らしい。ちょっと感動しちゃった。。。。なんでかって…

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 伏見つかさ著 経験値から学べるものと学べないもの

小説の方は、たしか1巻読んで、そのままになっているんだけど、、、その時は、ある種ヲタクの自己肯定の臭みを感じてしまって、プラスいい話なんだけど、フツーの話なんで、それほど・・・とおもったんだけど、こういう日常系の作品というのは、アニメにす…

『フィオナ旅行記』 小雨大豆著 ブログでつづられる旅行記

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半) http://fiona.typepad.jp/blog/ さっき読了。うむ、なかなかであった。 物語としては、特に深みも奇をてらったところもないのだが、、、、ブログで連載されている、旅行記という「体裁」が凄くよかった。 いろい…

『アクセルワールド 6巻 浄火の神子』 川原礫著 トラウマの回復の物語

読んでいてとっても安定感がある。が、巻末で作者自身も言っているように、「開いて終わる」系統の作品なので、どこまでもこの「熱」を維持できるかはわからないなー。とはおもうが、いまのところ飽きもせず面白いです。基本的に物語を作るのがうまいんでし…

読了。

相変わらず、読みにくいなー。あっ、ちなみに、全巻買っているし大ファンですよ!。何様のつもりと怒られちゃうでしょうが、評価は高いんです。この構想力と力技でイメージをまとめる力は凄いエンターテイメント。でもねーたぶんこの人、アニメとかにした方…

『ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編』 柳内たくみ著 

アイディアはとてもよく面白かった・・・。が、読む人を選ぶと思う。というのは、Web小説には、とてもありがちなのだが、話のテンポが間延びしていて長いのだ。これは、良さでもあるので、一概に責められないので、言葉を選ぶと「読む人を選ぶ」となる。ただ…

『とある飛空士への恋歌』 4巻 犬村子六著

このシリーズ本当に面白い。設定上、革命を起こされれ全てを失ったラ・イール皇家の王子と、革命のシンボルだった少女ニナ・ヴェントの二人の恋の物語がクライマックスがこの巻なんだけど、いやーおもしろい。物語に慣れている人には陳腐なプロセスなんだけ…