2009-01-01から1年間の記事一覧

『凍りのクジラ』 辻村深月著 その安定した深い人間理解に感心

評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 基本的にファンタジーやSFが好きで、「この世界と関係ないどこでもない場所」がみたい志向が強い僕の読書癖の中で、時々、この作品のように日常とは言わないけれども、僕らの生きている現代日本の普通の生活の世…

底の抜けた悪意に対して人は?

「人を殺してなんで悪いんですか?」 こういう質問が出ること自体が、大人の、教育制度の、社会の敗北だ、という意見を聞いたことがある。そして、丁度サカキバラ事件のころだよな、こういう質問が世に流布した感性って。ああ・・・その世代の、この系統の問…

驕れる白人と闘うための日本近代史

いま海外出張中で、あんましかけないんだけど・・・・一言・・・・これ、すげぇ。すげぇよ、まじで。うーん素晴らしく面白い。いままで日本の歴史や「世界史」で、疑問に思っていたことが、非常にわかりやすく整理できた。面白すぎる。これとみなもと太郎さ…

神のみぞ知るセカイOP絵コンテっぽい動画【完成】

これ、すげぇ!。かなり感動してしまった(笑)。

『アクセル・ワールド〈3〉夕闇の略奪者』 川原礫著

読了。おもしろいなぁ。この作者は、コンスタントに面白いです。販売しているものは全作品読んでいるが、どれも水準を一つも落とさない。これは才能だなぁ。なんというかエンターテインメントをよく分かっている感じがする。売れる路線の作り方とかそういっ…

メタ的な意識を持ったハーレムメイカーはどこへ行くのだろう?

まぁ話としては、どうしても連載を追いたくなるほどでもない普通の話なんだけれども、「ハーレムメイカー」という視点で見ると、非常に興味深い設定をしている作品で、その設定の故か、普通のショートストーリーも凄く深く見えてしまうので、今後、これの「…

刺激的なタイトルだな・・・

これ、凄い面白いらしい。いま、アマゾンで注文した。

うう・・・・のえるかわいいよぉ。

掃除してきたら出てきた・・・。吉住渉さん好きだなぁ・・・。にしても、、、のえる、、、、かわいすぎないか???。やばいよこれ(笑)。

この類型として一番書ききられている。

これも掃除して手出てきたので、読み返しているけれども、、、うーむ凄い傑作だ。何よりも、この手の話を、ここまで追いつめて最後まで結論を出した作品ってないんじゃないかなぁ?、としみじみ感心。悪政に苦しむ国でのレジスタンス・・・・という単純な二…

素晴らしい大河ロマン!

海燕さんのところで紹介していたので、今日の大阪出張の移動時間に読了。・・・・素晴らしい大河ロマン。さすが『流血女神伝』の作者だけある・・・・この人は、こういうのが書きたかったんだろうな・・・少女の自己実現と大河ロマン・・・。なんか、非常に…

『乙嫁語り』 森薫著 これいいです!。

思わず購入したのだが・・・・・なんというか、そこらの漫画とは別格に面白い。特に、忘れられないのが、主人公がウサギを狩るシーン。この躍動感を漫画で描けるのは、凄いうまいなぁと思う。ともすれば、書き込みが多いし、描写が美しい、「絵」でもせるタ…

『十二国記ラジオ』

海燕さん、はしさん、きよさんと、『十二国記ラジオ』を、11日(今日)の夜22時からします。最新作「落照の獄」のネタバレありなので、『yom yom』掲載の「落照の獄」を読んでおいてもらえると、、、、っていまさら難しいか(苦笑)。ちなみに全作中で、…

コメントへの返答〜善悪二元論を超えて、価値のないまっさらな世界で、それでもコミットメントを貫き生きること

米 2009/10/09 18:09 すべてが敵ということを言っている時は、「悪い奴はいない」といっているに等しいってどういう意味ですか? すべてを敵と一括りにすると善悪を決める比較対象がいなくなるから「悪い奴はいない」という事なんでしょうか。 それと話は変…

『日本流ファシズムのススメ 』 ファシズムって本当に悪いものなんですか?

ファシズムを勉強ればするほどに、この手法が単純に悪いものといえるのか?って実はずっと思っていた。「悪」と決めつけて、単純に思考停止しているだけじゃないかって。宮沢賢治もそうだし、ニューディール政策をやってルーズベルトもそうだし、ある価値を…

『亡鬼桜奇譚』 斎藤けん著 閉じ込められた世界からの脱出〜他者の深さを理解した時に世界の残酷さを知り、世界の残酷さは人に優しさを教える

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★★4つ) ■他者の深さを理解した時に世界の残酷さを知り、世界の残酷さは人に優しさを教える短編集なのだが『サンドグラスの檻』という、ある魔法使いの復讐の話が、最高に素晴らしかった。この人は考えているフィールドが広…

タイトルがとても秀逸

池田さんのブログで確か見たタイトル。秀逸だなぁ。これだけで凄くメッセージが伝わる。

合成の誤謬

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/7ac7878eec52584d228507b7613d765a 1段階論理の正義/池田信夫 blogこのように「命を担保に取るのは許せない→保険をやめさせる」といった1段階論理の正義による規制が、日本の法律には多い。たとえば1.店子が追い出され…

格差社会なんて幻想だよ。

ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」コミュニケーション力がすべてをリカバーする・・・が、それがない人にまで、何かする必要あるの?ってのはもう本当に同感。そこは努力の問題だもの。何かを捨てて、より好みしない…

こんな生き方もあったんだ・・・。

いやー面白い。こういう人生が日本でもあるいるんだ!と感心してしまう。僕はふらふらバックパッカーだったんで、似た系統の人種が友達にたくさんいるし、、、たしかに商社マンで崩れの人で、こういうふうに山氏になって世界中を放浪する人はたくさんいる。…

最近山田詠美が気になって…

これ、お薦めされてて、実は読みたくて仕方がないのだが・・・。最近村上春樹を読んでいて、日本にはろくな文学者がいないなーといろいろ思いだしていたら、考えてみれば、この人ってありだったと思ったんじゃなかったけ?と思いだして、そうしたら急速に読…

合成の誤謬。

ラジオで話すので、聞く人は、調べておいてください(笑)

『オリガ・モリソヴナの反語法』 米原万里著 収容所文学とは?②

■文学の背後にある国民的テーマ それぞれの国には、近代文学の大きなテーマがある。例えば、日本近代100年の文学テーマは、私小説。その根本は、アジアのど田舎で極東と呼ばれる辺境の地で、近代化を試みようとするときに、個の自立がテーマとなる。 詳細の…

『紫色のクオリア』 うえお久光著 アルフレット・ベスターへのオマージュ

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★☆3つ半) うん、傑作だ。これが、通常のライトノベル的に、読み捨てられて、来年いは絶版になって手に入りにくくなってしまうかと思うと・・・・残念だ。非常に素晴らしい作品。それにしても、ライトノベルって領域というか…

見たい・・・。

この作品、、、見たくて見たくて仕方がなくて、2回ぐらいレンタルで借りたのだが、二回と見ることができず返却してる。時間がないなぁ。なかなか2時間映画を見る気力と余裕が確保できない。なぜいまゲバラなのか?ってのは、いろいろ思うところはあるけれ…

これは・・・めちゃめちゃ面白いなぁ・・・

紫色のクオリア (電撃文庫)1/3ほど読了。すげぇー面白い。こりゃーなるほど傑作だわ。最初の部分だけで分かる。ライトノベルは、それほど部数をすらないので、すぐなくなる旬のものなので、読んでもいいかな?と思った人は、すぐアマゾンで注文してくださ…

コメントとかメールとか返信してなくてごめんなさい

いやー少し筆不精な今日この頃なんで、返信とか遅れててすみません・・・・。

あっ、なんかこの人のこと、おれ凄く好きになったかも・・・・(苦笑)

こういう不可能なことに挑戦して、あえて必要のないババをすべてひく、潔さみたいな感じって、おれ好きかも・・・・。結局のところ、すべてが敵ということを言っている時は、「悪い奴はいない」といっているに等しい。読者がついてきているかどうか・・・・…

十二国記ラジオ

yom yom (ヨムヨム) 2009年 10月号 [雑誌] 十二国記シリーズ最新作の『落照の獄』が面白いということで、twiitterで海燕さんとはし君、きよさんが話しているのにjoinさせてもらって、11日の10時からやる十二国記ラジオに参加させてもらいます。僕は読ん…

中世の始まり

あの偉大なローマ帝国が・・・・と、胸がいっぱいになる。 この「最後の努力」が示していることは、本質から外れた努力は、いかにしても無駄だ、ということだ。 それにしても、今までローマンエンパイアの話を読んでいて、こんな偉大な国家が、こんな素晴ら…

携帯を変えようとしているが、、、悩む。誰か教えて・・・。

携帯がかなり古いのですが・・・変えようと思って、、、ビックカメラにいったら、すげー高い・・・(カメラの画素数が高い方がいいので、サイバーショット(ソニーエリクソン)とか東芝のビブリオとか見ちゃったので・・・。その代わり通信費が安くなってい…