★★★★星4

『花よりも花の如く』 成田美名子著 前向きな意識だけで解決されないこともあると僕は思う

評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半)この前、久しぶりに成田さんの最新作(だよね?)を最新刊まで一気に読んだんだけど、いろいろなことを思いました。まず基本的に大前提としていえるのは、やっぱり物語が面白い素晴らしい作品を書くな、という…

『四月は君の嘘』がとてもいい!

ああ、いい漫画だなぁ。いい物語に出会えると嬉しい。一言でいうと、ピアニスト版『3月のライオン』だな。傑作になる可能性が、凄くある。これ。この人は、女の子のキャラの描き方が魅力的でもあり、同時に、この奔放というか「軽さ」が物語をわかりにくい…

これは、凄い面白い!!

敷居さんが、おもしろい、おもしろ、というので、見てみました。 ちなみに、アメリカに行っていた間なので、15話からしか録画が取れていなかったのですが、、敷居さん曰く15話くらいから千早の話編から最後までがいいって話でしたので、、、15話から見…

『バンド・オブ・ブラザース』(Band of Brothers) スティーブン・アンブローズ著 スティーブン・スピルバーグ トム・ハンクス制作総指揮

評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ) 中身の解説については、やはり、まだまだヨーロッパ戦線や戦争の歴史について学び中であることから、あまり書くことができない。なので、印象の断片と、それと、スピルバーグが描く市民主義的価値観、という僕の…

『とある飛空士の夜想曲』 犬村小六著  アメリカとの戦争で、もし、日本が戦術的に奇跡があって勝つことができたら?というお話

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) 非常に面白かった。基本的にほどの理由がない限りは、その本の面白いところを肯定的に書こうというスタンスで書いているので、最近感想どまりで、単に、うん、おもしろかったです。だけしかいわないペトロニウスです…

ー僕は活字が好きだなー。

アメリカにきてまでないやってんだよ、と自分で自分を突っ込みたいですが、小説家になろう、の小説をかなり読んでいます。漫画とかが手に入りにくい分、空いた時間が、そこについやされています。いやー自制きかないダメ人間です。まぁ、ストレス解消にやっ…

『みそララ』 宮原るり著 会社共同体に絆を求めることは?

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ)おもしろいー。いつも思わずお勧めを買ってしまうの『DAIさん帝国』で素晴らしいといわれていたので、ずっと気になっていたんだが、読みました。凄い面白かった。凄い好きです。あと、途中で『恋愛ラボ』の「ワイル…

『女王の花』 和泉かねよし著 素晴らしいっ!

まださわりしか読んでいないけど、これはっ!。 これは、まず間違いなく一級のファンタジーだ。マクロの深刻さが、ちゃんと描かれている。構造的には、『黎明のアルカナ』と似ているんだけどねぇ、、、これは全然違う。政治がちゃんと作者分かっている。まぁ…

『東京トイボックス』 うめ著

評価:★★★☆3つ半まだ終わっていないので、評価途中。 (僕的主観:★★★★☆4つ半) 『モーニング』2005年50号から2006年24号まで連載された。弱小ゲーム会社の社長天川太陽と、そこに出向を命ぜられたエリート OL 月山星乃を中心とした物語。ゲーム開発現場と…

うまいなー。

これ、最新刊かな?ここまで来た。いやーーーすごいうまいな〜。熟年の業だ。凄い血わき肉踊るというのではないのだけれども、部活ものの、ゆるい日常の中で、って意味では、本当によくできているよ。サンデー系の王道類型的な作品だなー。

読了。

うむー面白かった。

『ディアティア』 かずまこを著

うわーかわいいーー。胸がきゅんきゅんする。久しぶりに、ヒットな恋愛漫画だー。 泣き顔の女の子がこんなにかわいいのは、悶絶モノです。 ちなみに、最後のショートストーリーの初携帯メールの話は、まじで、、、、恥ずかしくて、悶絶します(笑) http://y…

『さよならフットボール』 新川直司著 サッカーが好きでサッカー選手になりたい女の子の話

サッカーが好きでサッカー選手になりたい女の子の話。 何度もいっているけどこのテーマ僕は、凄い好き。 なでしこジャパンなどの存在も含めて、少しづつ「この系統の話」が変化していくのは、時代の変化だなーと凄く興味深い。『エリアの騎士』なんかは、も…

『高校デビュー 』 河原和音著 環境の激変に左右されない「一途な思い」

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★★★5つ) 読了。遠距離恋愛編も14巻まで読了。基本的には、最初の「高校デビュー」というコンセプトが素晴らしかったんだな、と思う。最初の数巻のそこでぐっと感情移入が入った。この物語は、中学時代に部活に全力投球だっ…

『モテキ』 久保ミツロウ著 本質のコミュニケーションか・・・

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ)いろいろ読んでいると思うところがあるなー。 この幸世って主人公、なんで毎回失敗するかっていうと(いや、いい男だと思うよ、彼・・・コミュニケーションも上手いし)、それは、女の子との関係に「本質」というか、…

『侍ばんぱいや』 おがきちか著 ゆるゆるな雰囲気がとてもおがきちかさんらしい

なにかのエロ漫画雑誌かなんかに載っていたやつだと思うけど、とにかくおがきちかさんの作品はすべてそろえているので、購入。たみやちゃんがとてもかわいかった。 それにしても、おがきちかさんの描くエロ系の作品って、とても不思議なテイストがする。なん…

『自殺島』 森恒二著 バトルロワイヤルの果てには、新たな秩序が待っているだけ〜その先は?

評価:★★★★4つ←まだ連載が終了していないので、見込みですがね。 (僕的主観:★★★★4つ) ■「生きていること」そのものが目的になること〜動物としての人間まで戻らないと「生きる」実感が消失していること新刊が出てたので買ってみる。読んでいて思ったん…

『映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか!?』 松本理恵監督 人の心に踏み込む力って、ちょっとHぃかも、、、、

いま、こうしてタイトルを見ていると、、、ファッションショーって、なんか関係あったけ?って感じるなー(苦笑)。完全に狼男、、、というか、ルーガルーとサラマンダー男爵のお話だった。でもたぶん、広告や予告をこの話を前面に出したら、宣伝しにくかっ…

『アマガミSS 上崎裡沙編』 平池芳正監督  並列的に展開する物語と直線的に展開する物語との対比

評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■オムニバス形式の脚本の横糸と縦糸の構成で立体的に仕上げる ああ、素晴らしい作品ですね。メタ的にも、ある種の締めを、上崎裡沙で行っている。ルイさんの記事が僕の意見とほぼ重なるので、読んでもらえれば…

『日常』 石原立也監督 あらゐけいいち原作  うわーー超おもしれーー。

なるほど、、、昨日のを見たが、、、ものすげー面白い。マンガを先に見て、つまらないなーと思ったんだが、アニメ見て、ぶっ飛んだ。こりゃー面白い。けれども、僕の好みとしては、きっとレスター伯さんに薦められなければ見なかったと思うし、レスター伯さ…

とりあえず第一部読了。

とりあえず、レンタルで第一部全部読了。うん、これいい漫画だよなー。城の構造とか、小説では分かりにくいイメージが凄く理解できる。信長の破竹のごとき勢いの動きがほんとよくわかる。素晴らしい漫画だ。新しい歴史学の成果をふんだんに取り入れているの…

『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』  本広克行監督  秀逸なテレビドラマの「続き」〜ただし、もうそろそろこのテーマでは限界があるよね

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★★4つ)■秀逸なテレビドラマの「続き」〜ただし、もうそろそろこのテーマでは限界があるよね映画としては、たぶんドラマからずっと見ているファンのためのもので、あまりにも「過去を見ていないとわからない」という設定な…

『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』 平山秀幸/チェリン・グラック監督  クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』への返歌〜「記号」を解体すること

評価:★★★★☆4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■まずこの作品鑑賞するにあたっての基本姿勢〜マクロからではなくミクロから読み解くべき作品原作は、サイパン島攻略に従軍した元アメリカ海兵隊員、ドン・ジョーンズの著した『タッポーチョ 「敵ながら天晴」 大…

『WOMBS』 白井弓子著 

『天顕祭』では、素晴らしいけどマイナー色強いし、分かる人にしか分からない、って方向に行くのかなーと思っていたが、SFはとても相性が良いようですね。とてもいい展開で、非常に楽しみ。そもそも作者さんの書きたいことと、1巻目のSFの構造が凄くマ…

『特攻の島』 佐藤秀峰著

端的にいうと、物語として、エンターテイメントとしては、面白くなかった。この人どこで連載しているのだろう?。こういう内容をよく編集者が許したなーとは思う、、、が、、、このテーマでこの内容を描けたってことは、それは凄いことだとも思う。この人は…

素晴らしい!

超素晴らしい。これ、凄くいいです!!。この物語を、長編でどう続けていくかがこの作者の、最も要求されるべき重要なポイント。こういう読み木理的な輝きの物語は、長く続けるのが難しい。会えて短く終わらせるのも、一つの手だと思うが・・・これをどう展…

『水の森』 2巻 小林有吾著 

2巻読んでて、号泣しました(笑)。「報酬と福音」。あーこういうショートストーリーつぼです。 1巻は、なんだか、よくある話だし、どうにもヒロインの相手方になりそうな陣内君が好きになれないタイプで(いいやつすぎて好きじゃない(苦笑))、ちょっとな…

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 7巻 バッファーが無さすぎる裸でむき出しの心で付き合うからこそ、世界は輝きを増す

アニメがとても良くて、一気に7巻まで見ました。残念ながら、個人的には後半の方からアニメはかなり失速して面白くなくなってしまったのですが(なぜだろう?)、とにかく最初の数話は凄く良くて、いったん読むのを止めていた小説をすべて読みとおしました…

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 伏見つかさ著 嫉妬に気づけるかどうかが、正しく相手を肯定できるかどうかの瀬戸際なのかもしれない

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) むむ、、、おっ面白かった。感動したー。。。何がって、主人公の京介が「妹を嫌いな理由」がはっきりと明示されているから。ああ、これを明確に描けるのは素晴らしい。ちょっと感動しちゃった。。。。なんでかって…

『っポイ! 』 やまざき貴子著 充実した密度の濃い時間の中で

評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) 先程読了。20年越しだなー。久しぶりに読んだ。 一読して感想は、「ああー万里の悩みというのは消化されずに終わるんだな」ってこと。 実は、ずっと思っていた。彼の抱える『闇』こそが、僕が一番答えが欲しい問題…